ARコンテンツ紹介

世界遺産の建物をAR(Augmented Reality)でリアルに体験

島根県大田市では、令和元年度文化財多言語解説整備事業(文化庁補助事業)により、世界遺産石見銀山の清水谷製錬所跡にて、操業当時の様子をバーチャル体感できるARアプリを整備しました。当アプリは、AndroidとiOSに対応しており、観光客が所有するスマートフォンやタブレット端末にアプリをインストールし、現地に設置したマーカーにかざすことで精巧な再現CGをAR表示できます。日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の5言語に対応しています。

アプリの特徴

清水谷製錬所は、近代技術を取り入れて鉱山の復活を目指した石見銀山の拠点でしたが、今は石垣が残るのみとなっています。
そこで当時の古写真などの情報をもとに精密に再現したCGをAR技術により現地の石垣遺構上に表示し、操業当時の様子を体験できます。

・3次元計測により取得した石垣遺構データをもとに、建築物を古写真などから再現しています。

・清水谷製錬所跡内4か所に配置したARマーカーにスマートフォンやタブレット端末をかざし、周囲を見回すと石垣上に再現CGが表示されます。

・最新技術(SLAM技術、3次元計測データを活用した合成)の採用により、従来のARと比べ違和感が少なく、マーカーを一度認識すれば一定範囲内動き回ることが可能な自由度の高いARが体験できます。

清水谷精練所跡でのAR表示状況

【アプリトップ画面】

現地に設置したマーカーにスマートフォンをかざして、石垣上にカメラを向ける。

【端末表示画面】

端末画面では石垣上に操業当時の建屋が表示される。

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