石見銀山の価値

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佐毘売山神社

佐毘売山神社の位置する場所は、16世紀後半から17世紀初頭に銀山が栄えた頃には、山腹全体に広がる大規模な鉱山集落にとって、精神的および物理的な中心地でした。

鉱脈の真上に建てられたこの神社には鉱山の守り神である金山彦命が祀られています。この神社で祈りを捧げた坑夫とその家族は、付近に広がる段状の区画に建てられた家に住んでいました。現在、それらの住居は残っていませんが、住居の建設に適した平坦地を作るために組まれた石垣の多くは、今でもこの近くで見ることができます。

佐毘売山神社は、石見銀山の歴史を通じて重要な宗教的施設であり続けました。現在残っている建物は1819(文政2)年までさかのぼり、鉱山の守り神を祀った神社としては、日本で最大級の拝殿を有しています。