石見銀山の価値

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城上神社(大森)

城上神社は、江戸時代以前からこの町の人々により崇敬を集めてきた神社です。石見銀山を領有した毛利氏が、1577(天正5)年、町と住民を災難から守るため、町の東端のこの場所に建設しました。社殿は1800(寛政12)年の大火により大森の他の大部分とともに焼失しましたが、わずか12年後に再建されました。現在の建物は、この再建当時のもので、入母屋造の特徴的な屋根をもつ拝殿があります。拝殿の一部には、神社に寄進した武士や商家の家紋が飾られていますが、その内装の中でも鳴龍(「轟く竜」)がとりわけ印象的です。1818年に制作されたこの天井画は、宙を舞う龍を表現しており、拝殿の音響効果を巧みに利用し、真下に立って手を叩くと龍の「鳴き声」が聞こえます。